2017年度 オーストラリア海外語学研修 7日目~14日目(モスマン)

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14日目

7日目

Australian Pacific Collegeでの最後の授業を受け、その後卒業式が行われました。誇らしげな顔をして修了書を受け取る生徒の顔が印象的でした。

一同はモスマン高校へ。その前に景色が綺麗なところへ連れて行ってもらい、その後スーパーマーケットを経て高校へ到着しました。

Luna Parkという古い遊園地の前で楽しそうに写真を撮っていました。スーパーマーケットでは、初めて行く生徒もおり、とても興奮していました。

モスマン高校では、緊張した面持ちでしたが、事前に連絡を取り合っていたこともあり、やっと会えたバディにハグをしていた生徒もいました。これから2日間の週末です。とても楽しい思い出を作ってくれるのでしょう。
月曜日に顔を輝かせて登校してくることを楽しみにしています。

ホームページは2日間お休みしますが、月曜日にまたアップしたいと思います。出会いと別れとそして出会いと…、本当に濃密な1週間でした。疲れが出ないように今日はゆっくりと寝てください。

来週はさらに忘れられない思い出を作っていってほしいものです。5日間の「サバイバル訓練」が終了しました。全く新しい環境で、年の近いオーストラリアの学生と次は「分かり合える」喜びを、「互いを知る」感動を感じてくれることでしょう。

10日目

週末は各々が本当にまるでおとぎ話のような日を過ごしました。各自が書いてある日記には本当に満喫したことを思わせる内容が文字から滲み出ていました。最高の週末だったに違いありません。そして楽しい時はあっという間に過ぎ、伝えるべき基本情報はお互いの手に渡りました。
ここからが本番です。

今日からいよいよモスマン高校での高校生活が始まりました。バディと共にうけた授業はハッキリ言ってちんぷんかんぷんだったと思います。そこから何を学ぶかが重要です。分からないから腐るのか、分からない部分の中に分かるものを見つけるのか、いつか絶対に分かってやるという強い気持ちを持って臨むのか、それぞれだと思います。いつまでもゲストのままで終わるのか、本当の友情を築くのか、ここに本当の真意が求められます。
3時間目はこの研修をコーディネートしてくれた平田先生(オーストラリア生まれの日系オーストラリア人です)の日本語の授業に全員が参加しました。初めは蝋人形のような顔をしていた生徒たちでしたが、平田先生の素晴らしい授業進行のおかげで、最後は皆笑顔でたくさんの友達を作っていました。
4時間目はスミス先生の特別英語教室でした。木曜日に訪れるPompeiiの博物館への予備知識をデジタル教材を駆使して行ってくれました。もちろんこれも生徒たちには難しかったようですが、必死に聴いていました。

今日は大雨でした。気温も上がらず、体長がすぐれない生徒もちらほら出てきましたが、深刻な事態には陥っていません。水分をしっかり摂って温かくして寝るように伝えました。

明日はブルーマウンテンです。世界遺産のThree Sistersを始め、美しい景色が広がるシドニーの有数の観光スポットへ赴きます折り返しに入り。いよいよ終わりに近づきつつある研修ですが、目一杯、精一杯経験しつくして帰りたいものです。

 

 

11日目

今日は8:15に一同ユネスコ世界遺産に指定されているブルーマウンテンに出発しました。
昨日の雨からうって変わって今日は快晴でした。バディと離れてモスマン組のみでの活動なので、とても安心したリラックスした雰囲気で終始笑顔でいました。
気温は6度ぐらいで、澄み切った空気の景色は素晴らしく、さすが世界遺産でした。世界一急勾配なトロッコのレールを利用したケーブルカーに乗ったり、原始から続く森の中を歩いたり、炭鉱での生活を学んだり、ロープウェイに乗ったり、いわゆる観光を満載しました。

道中では「まだ帰りたくない!」という声も聞こえていました。日記には、「少しずつ英語が聞こえるようにいなってきた!」という内容も増えてきました。確実に何かを掴みつつあるようです。
昨日初体験したモスマンの高校生活では自分なりに泉北高校とモスマン高校の授業風景の違いなどを比較したりしている生徒も多くいました。

良いところも悪いところも学んでいるようです。あと数日で日本です。それまでに日本人を超える日本人に急成長してほしいものです。
帰ったら風化するものではなく、一生続く強い向上心と寛容な精神と、改善する力はこれから必要な能力です。

余談ですが、今日は美術のDavid先生がバスを運転してくれました。ラグビー30年、バスケットボール17年、ゴルフやクリケットなどたくさんのスポーツを楽しんでいます。また、自身はギターをやっていてキャンプも趣味だそうです。次の休みにエアーズロックの近くでスケッチブックを持ってキャンプを2週間するそうです。2メートル近い大きな人ですが、とても繊細な絵を描かれます。
色んなモスマンの先生に会いましたが、皆旅行が大好きで、国内や海外を旅してそれを生徒にも伝えます。生徒も高校生の内から様々な国へ行くプログラムがあります。個人的な意見ですが、こういった経験をする基盤がオーストラリアにはあります。先生も生徒も楽しんでいます。日本もぜひ教員が率先して経験値を高める基盤を作ってくれたらと思います。オーストラリアの教員は教員になってからの方が世界への視野が広がっています。日本の若い先生方にぜひとも参考にしてもらいたいものです。

 

12日目

今日は最後のモスマン高校での授業です。生徒たちは各々のバディの授業を受けました。3時間目にクッキングの授業を全員が受けましたが、処々の事情で撮影はできませんでした。ペーパーバッグいっぱいのビスケットを作りました。きっと日本に帰ってから作ってくれることと思います。何よりのお土産になるのではないでしょうか。

今回はあまり生徒の写真が撮れませんでしたので、モスマン高校の紹介をしたいと思います。泉北高校とモスマン高校が姉妹校提携をしてから12年以上が経ちます。正確な年月がもはや分かる職員がいないぐらい長いお付き合いです。(明日校長先生とお話しするので確認しておきます。)モスマン高校は1945年に50周年を迎えているので、1800年末ぐらいに設立され、今では総生徒数が1000人を超えるマンモス校です。もともと700人が収まる設備らしいので、休み時間は教室移動の生徒でごったがえします。休み時間も至る所に生徒がいて遊んでいます。

校舎は赤レンガ造りのものや、コンクリートのもの、敷地内で時代と共に建造されていったのが見て取れます。運動場というものはなく、バスケットコートや、テニスコートなどがあります。体育は体操服がないので、動きやすい服装で球技などを行います。

校庭にはカラスや野鳥が入り交じり、のほほんとした平和な雰囲気です。現在オーストラリアでも制服を着る学校が多いです。小学校も今や制服です。ですがモスマン高校は私服です。中にはとても派手な生徒もいます。帰国した生徒たちがきっと言うであろうことは、とっても自由だということです。青い髪、ピアス、ミニスカート、髭もじゃの中3、12年生(日本の高3)になるともはや大人です。なので、泉北生が訪れると決まって驚かれますし、こちらも驚きます。泉北生の素晴らしいところは、幼く見えることではなく、純粋で無邪気な気質を15-7歳でも持ち続けているということです。大人になるのは一瞬でなれます。今は見るもの聞くものを斜に構えることなくまっすぐに受け止めるその無邪気で純粋なままでいいと思います。現に、オーストラリアの人たちは皆日本の教師が羨ましいと言います。その通りだと思います。いよいよオーストラリアでの生活があと2日になりました。

後悔になりそうなものを極力減らし、やらずに後悔よりやって反省できる経験をラストスパートでしてほしいものです。

13日目

今日は朝から8年生(中学2年生)と一緒にBIG DAY OUT(校外学習)へシドニーのMARITIME博物館へ行きました。先日特別授業で学んだPOMPEIIについてのものと、戦艦の見学でした。
すでに学んでいることもあって、かなり分かりやすかったのではないかと思います。博物館内の撮影は禁止されていたので、ほとんど写真はないのですが、また帰国後土産話で訊いていただけたらと思います。
8年生は皆元気で少しやんちゃな子もいましたが、そんな中に入って校外学習を経験できたのは本当に良い経験です。通常なら他校の校外学習に10名もの追加の生徒を参加させることは本当に難しいことです。たとえそれが姉妹校であったとしても校内に残って、何か特別な授業を…というのが通常です。このような機会を作っていただいたモスマン高校、コーディネーターの平田先生、承認していただいた校長先生に改めて感謝です。
明日は、バディと一緒にタロンガ動物園に行きます。シドニーでも有名な動物園ですのでぜひコアラやカンガルー以外にもたくさんいるオーストラリア固有の有袋類を観て学んでもらいたいものです。

いよいよ今日がホストファミリーとの最後の夜です。最高の思い出を、忘れない記憶を、次につながる経験をしてもらいたいものです。
振り返ると早いですが、思い出すと本当に深い2週間だったのではないでしょうか?

良い夜を送ってください。

14日目

シドニー最後の日となりました。
朝からタロンガ動物園にバディと共に赴き、たくさんの動物やアシカショー、バードショーなどを観ました。自然保護を行う観点で作られていることから、本当に環境の中に動物が生息しているようでした。年々進化し続けるタロンガ動物園、教育的にも本当に素晴らしい動物園になっていました。
バディとずーっと共に動物園を回っている生徒がほとんどで、よい関係を作っていたのがよくわかりました。

動物園から帰ると、送別会と、修了書を受け取り、そしてついに別れの時が来ました。
涙をお互いに流しながら、別れました。良い経験でした。また次に会う日を楽しみに、その時には今まで以上に成長して次はゲストではなく、対等に会話をしてください。そのために頑張って成長し続けてください。

一同はバスに乗りシドニー市内のホテルへ。最後のハーバーブリッジを渡り、ホテルへ到着。1週間ぶりにシドニー組と合流し、中華レストランへ行きました。円卓でたくさん食べました。

明日は朝早くから空港へ向かいます。
最後家につくまでが語学研修です。気を抜かず、帰ります。
台風が心配ですが、クアラルンプールで情報を得次第、HPでお知らせします。
また、お子様へはSNS等で連絡が通じます。よろしくお願いいたします。

長い一日でしたが、忘れられない一日であったと思います。

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