2019.7.12-26 大学訪問研修 報告

7月12日(金)から26日(金)の2週間、SSH事業の一環として大学訪問研修を実施しました。

これは、近隣の大学の理系学部の研究室を訪問し、研究の現場を見学するとともに実験や実習を体験する企画で、総合科学科2年生全員と「科学探究基礎」受講の1年生40名が参加しました。

今回の訪問先は大阪府立大学と近畿大学の全部で28の研究室でした。生徒は希望の講座を選び、大学の先生方等の自然科学に関する講義を90分間聴講しました。

本研修は、生徒が大学での研究の一端に触れることで、以後に取り組む「課題研究」について、計画の立案から実施・結果の集約・研究発表まで、実験・研究の進め方について理解を深めることをメインテーマとしており、本校の課題研究の取組みのなかでも大きな意義を持っています。

参加した生徒が、この研修を機に興味・関心をもった事柄について探究し、深い考察につなげてくれることを期待したいと思います。

今年度の講座
・酵素がはたらく仕組みを調べよう!
・水中に溶存する物質の分離除去(水をきれいにする技術の理解と実習)
・大気中の微小粒子状物質PMの測定と浄化機械
・信頼性とばらつき
・ドキドキが同期するのはどんな時?
・養殖場における自動航行船の研究と開発
・ヒトと情報のソフトなインターフェース:クラスター分析による情報要約
・がん細胞とは何か?
・Raspberry Piを用いた映像処理
・放射線を「見よう」
・NMR装置を用いて分子の形を見てみよう。
・MESHを使ってみよう
・植物由来の新しい固体燃料―バイオコークス―を製造しよう
・超高速現象の世界
・分光法による非破壊分析
・ランダムな現象の法則性をみつけよう
・電子顕微鏡で見る極微の世界
・ランドスケープデザインとは?
・多面体のオイラー数について
・温度応答性ポリマーをつくろう
・微生物反応を利用した資源化実験
・植生調査方法
・超伝導入門
・完全窒素雰囲気下での不安定化合物の観測
・遺伝子組換え実験ツールのプラスミドを扱おう
・最適化アルゴリズムとその応用
・プラスチックをつくる有機金属触媒の働き
・計算機シミュレーションで見る量子物理の世界