- Home
- 2016, プロジェクト型海外研修
- [:ja]ＳＧＨ北欧リトアニア研修⑤（６日目）[:]
[:ja]ＳＧＨ北欧リトアニア研修⑤（６日目）[:]
- 2017/3/25
- 2016, プロジェクト型海外研修
- ジャミナ高校
- コメントを書く
[:ja]今日は日の出とともにコペンハーゲンのホテルを出発し、８：４０発の飛行機でリトアニアの首都ビリュニスへやってきました。
リトアニアはバルト三国の一番南に位置する国です。日本からの時差は７時間。今日の最高気温は１０℃でした。
リトアニアは１９１８年、第一次世界大戦中にロシア帝国から独立後、１９４０年にはソ連から、翌１９４１年にはドイツから侵略を受け、第二次世界大戦後はソ連の一部になり１９９０年に独立した、苦難の歴史を歩んだ国です。
今日から４日間、そんなリトアニアの首都ビリュニスのジャミナ高校と交流を行います。
ビリュニス国際空港到着時の様子（日本語堪能のガイドさん（写真右上）は、大学で日本史を専攻した後、りんくうタウンの関西国際センターで日本語を学ばれたそうです）
ジャミナ高校エントランスにて
ジャミナ高校では、熱烈な歓迎を受けました。まずは生徒が、「本をつくる授業」で実際に生徒が作った本を紹介してくれました。ジャミナ高校では、リトアニアの歴史や宗教、政治に関するテーマ設定を自分で行い、テーマについて調べ、本を自分たちで作成しています。
「本づくり」の授業についてプレゼンテーションをするジャミナ高校の生徒（高校二年生）
生徒たちが、校内を案内してくれ、体育館や、美術教室、歴史教室を紹介してもらいました。校内ツアーの後、生徒・教職員の自己紹介を行い、ジャミナ高校の概要について、生徒から説明を受けました。
「６・３・３」制の日本と違い、リトアニアの学校は「４・４・４」制です。ジャミナ高校には、１学年２００名×４クラスの８００名の生徒が通っています。
体育の授業に参加し、一緒にバレーボールをしました。スポーツに言語の壁はありません。
たくさんの生徒が話しかけてくれ、気が付けば輪ができます。
生徒・教職員の紹介を受ける泉北高校生
日本の高校２年生にあたる生徒から、ジャミナ高校の学習方法についてプレゼンテーションがありました。
生徒みずからが
①「学習の狙い」を設定し、
②方法を考え、
③実行し、
④結果について自己評価を行い、
①次の課題を設定する
この繰り返しが、高い教育効果を生む、と生徒が発表してくれました。
ジャミナ高校の生徒は皆、高い志を持って学習に取り組んでいるようです。
将来の夢を聞くと、医師、獣医、外交官、経済学者など、しっかりとした将来像を持っていました。
ジャミナ高校の教育課程について説明する１７歳の生徒
この日は、学生食堂でランチを用意してくれました。日本の学生の為に特別に、リトアニアでは一般的ではない、米を使った料理を提供してくれました。日本を離れて６日目、久しぶりに食べる「お米」の味にみんな喜んでいました。
鶏肉の乗ったピラフを用意してくれました。
夕方は、ジャミナ高校の生徒と旧市街の散策です。リトアニアは１４世紀には、現在のポーランド、ウクライナ、ベラルーシを支配した中世の大国で、往時の面影を今に伝える旧市街の街並みは、ユネスコの世界文化遺産にしていされています。約２時間、生徒はジャミナ高校生と語らいながら旧市街を散策しました。
１３世紀に建てられたリトアニア最古の教会「アルキカテドゥラ」
１９８９年、大聖堂前の王宮広場から、ラトヴィアを経てエストニアの首都タリンまで、凡そ６００ｋｍの距離を、約２００万人の民衆が手をつないで結び、ソ連からの独立を願う歌をうたい続けました。「人間の鎖」です。
今日の散策は、そんな歴史的な場所を起点に始まりました。
王宮前広場にて
散策の様子
聖アンナ教会。ロシアに攻め込んだナポレオンが、是非フランスに持ち帰りたい」と語ったそうです。
迷路のような旧市街内部の路地
旧市街を囲んでいた城門のうち、唯一現存する「夜明けの門」。散策はここで終了です。
今日から２８日までは、ホテルに宿泊します。明日は、ジャミナ高校の生徒と杉原千畝記念館に向かいます。[:]
関連記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。