2019.8.7-8. SSH生徒研究発表会(全国発表会)で発表しました(49期 生物6班)。

課題研究の成果を校外の発表会やコンクールの場で生徒自らが発表することで、プレゼンテーション能力を高めることを目指している。また、外部の高校や大学の先生方から指導・評価を受けたり、他校の高校生の発表を聞いたりして、自らの研究への取組や、研究発表の方法の改善をはかることができる。

スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会は例年8月の初めに行われている。今年度は8月7日、8日に神戸国際展示場で開催された。本校で選ばれたチームが『タモロコの条件付けと聴き分け』というテーマで発表した。

以下は参加した生徒の感想です。

先日、私達はスーパーサイエンスハイスクールの生徒研究発表会に行ってきました。これは、全国のSSH指定校である200校以上の高校から各校1つの研究と、海外から20校以上参加して2日間かけて行われたものでした。会場に来て初めに驚いたことは10人以上のグループで研究しているところがいれば、1人だけのグループもいたことでした。
ポスター発表をするときには早く話しすぎないこと、聞いてくる人はその研究の前提の知識を持っていないこと、質問にはしっかり答えることを心がけていました。
聞きに来られた人の中には他校の生徒や先生だけでなく、中学生もいたことに驚きました。他校の先生や審査員の方が聞きに来られたときには、研究の改善点や厳しいコメントを言われることが多く、とても緊張して早口になってしまうことも多かったです。
他校の研究発表を見て回ると、自分では思いつかず、興味を引かれる研究内容がたくさんありました。また、実験で使った道具を持ってきたり、実験の様子を撮影したものをプロジェクターに投影したり、実際に行った実験の一部をその場で行ったりするなど、説明を分かりやすくするための工夫が多くあり、とても参考になりました。
1日目の最後に、次の日にプレゼンテーション発表する学校が、物理、化学、生物、地学、情報、数学の分野ごとに1つ選ばれました。その中で私が興味を引かれたのは地学に関する研究です。その研究は気象庁が発表した数十年間の記録と、部活動で数十年前から先輩方が記録したデータを比べるものでした。膨大なデータを比較する、とても気の遠くなるような作業をこなすのはすごいことだと思いました。私達が参加した生物の分野では小学生の頃から研究を続け、今では大学とも協力していました。どのプレゼンテーションもとても興味深いもので、楽しかったです。
私はこの発表会の中で、発表するときはとても緊張し、時には厳しい意見をいただきました。しかし、自分たちで行った研究を誰かに発表することはとても楽しいものだということを、この研究発表会を通じて得ることができました。