2024.04.16. 高知大学 奈良正和先生に出前授業を行っていただきました(54期 地学1班)。

54期生 地学1班の生徒たちは、昨年より、淡路島の白亜系和泉層群で産出する生痕化石をテーマに研究を行ってまいりました。

3年生なので6月の研究発表会にむけての残り2か月間、データ集めに追い込みをかけようと頑張っています。

そこで本日5限目の理数探究Ⅱの授業において、高知大学 理工学部で生痕学を長年、研究されている奈良正和教授にオンラインによる出前授業を行っていただきました。

最初に、生徒が研究内容の説明を行い、その後、奈良先生より現時点での研究に対する指摘をいただきました。研究として「できること」「できないこと」、「いえること」「いえないこと」などを区別しながら今後どのようにすすめていくべきか、的確に教えていただきました。また、生痕化石は、当時の海底で明確に残ることもあれば残りにくい条件もあるため、私たちが発見できたものがすべてではないという点が研究として難しく、奥深い点であるということがわかりました。生痕化石とその宿主の可能性のある底生生物の化石の関係を、より詳しく現地で調べようと思います。

 

奈良先生、お忙しい中、わかりやすく丁寧に教えていただきまして、大変ありがとうございました。

生徒たちにはこの貴重な経験を生かし、納得のいく成果に結び付けてくれると期待しています。

今後もよろしくお願いします。