2019.5.24. 校外研修(1年・人博)に行きました。

科学で大切なことの一つとして、実際の体験や本物を見ることが挙げられます。様々な体験の後に、科学的な興味・関心が高まると考えられます。そこで多くの体験ができる地域を選択して校外研修を行うことにしています。第1学年では、5月に兵庫県の「兵庫県立人と自然の博物館」にて研修を行いました。

兵庫県立人と自然の博物館

1)事前学習  博物館職員の方と相談して作成されたワークシートを行い事前学習とした。

2)日程等  ・実施日時:平成31年5月24日(金)

・参加生徒:総合科学科1年生全員(120人)

・交通機関:貸し切りバス(クラス毎 計3台)を使用

・付添教員:1年総合科学科担任3名、副担任2名の計5名

3)行程  8:20 学校出発 ⇒ 10:50 兵庫県立人と自然の博物館到着 ⇒ 全体講義 ⇒ 中庭で昼食 ⇒ 研修(館内見学、植物観察実習、標本庫ツアー) ⇒ 15:15 兵庫県立人と自然の博物館出発 ⇒ 16:35 学校到着

4)兵庫県立人と自然の博物館での研修

・特注セミナー①(全体講義):「丹波の恐竜化石」

・特注セミナー②:「標本庫見学ツアー」、

・特注セミナー③:「植物観察実習」

・館内見学

全体講義では、丹波竜発掘の歴史と日本で発見された恐竜について、学芸員の三枝先生より約1時間の密度の濃い講義を受けました。丹波・篠山地域はこの15年の間に恐竜が発見された場所で、ひと博を中心に発掘活動が進められており、研究が現在進行形で行われている貴重な地域であるといえます。日本の他地域からもその間にたくさん恐竜化石が発見され、その比較を行うことの重要性について講義を受けました。標本庫見学ツアーでは、貴重な化石や資料の保存方法に関する解説を受けながら案内していただき、館内見学では各自、事前学習のワークシートに記述してある自分の予想を答え合わせする形式で自由見学を行いました。

化石の実物に触れたり、研究の歴史を学んだりと、専門的な知識を学ぶよい機会となり、生徒たちの科学的な視野・関心を広げることができました。館内見学では、ヒアリや絶滅危惧種と乱獲に関する展示等を見学することで、自然と生活の関連を感じることができました。また、本研修によって、生徒たちに2年時の地学の学習についてイメージを持たせることができました。